Sunday, February 26, 2012

米中関係


先週の金曜日の授業で米中関係について勉強した。コラムを読んで学んだ大切な二つのことは1)最近中国の台頭は経済だけにとどまらない、軍事力増強も急速に進んでいる。2)アメリカは膨張する中国に対して、ジレンマに陥っている。なぜなら、アメリカは経済的な理由で、中国へ軍事転用可能な民生技術を輸出しようとしている。一方で、高度な技術が流出することは必ず国の安全に影響を与える。
私はアメリカの立場で立って考えてみると、やはり経済的利益と引き換えに高度技術を輸出するのは不得策だと思う。確かに、アメリカは自分が今まで「先駆けて最先端技術を開発してきた」という自負を持つ理由があるが、たとえ中国に技術を渡してもアメリカの国益に何のダメージもないという考え方は非常に危ないと思う。なぜかというと、中国は自らの手で、高度な技術を開発するのは難しいが、他人の技術をコピーするのは速いからだ。そして、米国の情報機関は中国の軍事力への理解も不足している。例えば、2009年に、元米国防長官のゲーツは中国のステルス機の開発状況について、「中国がステルス戦闘機を運用するのは2020年か25年になる」と予測したが、2011年のはじめにゲーツが中国に訪問していった際に、ちょうど中国初のステルス機「殲20が試験飛行した。中国の開発プロセスの速さは米国の予測を上回ったのは米国の情報機関の失策を反映しているのではないだろうか。だから、米国は中国に軍事転用可能な民生技術を輸出するのはまるで中国の軍事研究にサポートを差し出しているのと同じだと思う。

J-20は全体が黒いため、中国のインターネットユーザーに「空中秋山澪(けいおん!というアニメの登場人物)」と呼ばれている

3 comments:

  1. フーさんのまとめはいいですね。でも、私は違う意見を持っています。アメリカは中国の軍事力を知らないですが、自分の最新の技術も貢献するわけではないでしょう。軍事転用可能な民生技術は多分十年前の中国にとって大きな助けでしたが、今もう中国にとって必要ではありません。だから、アメリカが中国への輸出管制が前より弱くなったのです。

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  2. 私はウェンさんと賛成です。本当に危ない技術なら、アメリカは必ず輸出しないでしょう。アメリカの政府の中でエクスパートがいますから、その人たちはこの政策のメリットとリスクを一番よく知っているはずです。その人たちにこんな難しい問題に任せましょう。住民として意識するだけでいいと思います。

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  3. 私も世界で最高の情報力を持っている米国が中国の軍事力を知っていなかったというのもちょっと信じにくいですし、自分の国益にリスクがあるかもしれない技術(特に軍事専用可能背がある技術)を輸出したというのはもっと信じにくいです。今まで米国は国防に対しては凄く徹底な国でしたので、急成長しているライバル国(中国)へ重要な技術を提供する理由はないと思います。

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