Sunday, February 26, 2012

草菅人命



今度は日本が隣国の中国と韓国への侵略した時の歴史を学んだ。私は八つのコラムを読んだ後は、一番興味を引いたのは学徒兵についてのコラムだった。歴史の中では、学生たちが三・一運動などの民主化活動でも、戦争でも、主力となっている。なぜなら、学生には熱血漢が多いし、まだ完全に形成された価値観や世界観を持っていないため、周りに起こる事に強く影響されるからだ。だから、学徒兵たちの死は一番嘆かわしいと思う。もし戦争に参加しなかったら、彼らはきっと立派な人材になって、社会にいろいろ貢献できたに違いない。例えば、クラスで読んだ特攻隊員の上原良司には兄が二人いて、二人とも医学部の学生だったが、卒業後に軍医となって、一人が潜水艦と共に沈んで戦死した。彼らの死は上原家にとっても、国家にとっても大きな損失だと思う。しかし、戦争中は、上原家のような悲劇は決して例外ではない。「草菅人名」、人命を草のように取り扱うというのは戦争の一番恐ろしいところだと思う。
第二次世界大戦末期に戦没した日本の学徒兵の遺書を集めた遺稿集「きけ わだつみのこえ」

5 comments:

  1. そうです。あの時期の学生としたら皆エリートで社会の人材のような人でしたね。中国も同じだと思いますが、韓国では歴史的に学生たち(特に大学生)は日本からの独立運動の時にも民主化の時にもいつも先頭に立っていた市民意識の象徴みたいな存在でした。今韓国では大学生が社会のことに興味がないとよく非難されてますが、昔の大学生と比べてみるとこういう非難は当たり前なことかもね(笑)。

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  2. 学生に特攻隊員として死なせることは本当に許せないですね。誰かが「国家のために死ぬ方が偉い」という考え方を教えたんでしょうか?そのような洗脳は本当に悪かったと思います。でも、集団主義の中で、自分の国の利益を守りたくない自己主義な人間はもっと可哀想なのではないかと思います。中国にもこのような事件があったが、もし誰かが自分の国のために貢献したくないなら、彼の家族も人に批判されるに違いませんね。彼らは一般市民としてこのような悪いことをするもしないも大変な結果を受けるから、政府は民衆に命令する時絶対たくさん考えなければなりませんね。

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  3. 佐藤です。私もこれ昔に読みました。学校では第2次世界大戦で日本が何をしたかは何も習わなかったので、アジアを旅行する前、そしてした後(いろんな国に行きました。モンゴル、シベリア、中国、韓国、台湾、フィリピン、タイ、マレーシアなど)ほんとうにいろんな本を読みました。アジアであまりにも何も知らない自分がほんとうに恥ずかしかったです。

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  4. これは戦争の不可避なコストですね。どの戦争でも、こういう損失がありますね。もちろん、戦争がない世界は合理な世界だと思いますが、人間はやっぱり戦うものですね。時々戦うしかないと信じる人がいますが、それは事実かどうか分かりません。それにしても、自分の選択で戦争に行く若者がいるから悲劇になってもその選択を尊敬するべきなのではないでしょうか。

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  5. 戦争が起こる度に、その当事国ではこのような悲劇が繰り返されているのでしょう。人間はせっかく歴史を残せる知恵があるのに、全然歴史から学ばないのではどうしてなのでしょうね。。。

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