Sunday, March 11, 2012

「大地の子」を見始めた

        
        今週は「大地の子」というドラマを見始めた。一エピソードしか見ていないが、多くの感想を持った。まず、戦争中でも消えない人間のすばらしさを色々見せてくれていると思う。特に、陸徳志という人物が日本人孤児 ある勝男を自分の子供として育てた行為はとても立派で、国境を超えた人道主義的な愛を表したと思う。もちろん、クラスで話し合った通りに、陸徳志は もし自分の子供を持っていたら、あるいは、先生のような教育高等を受けた人間じゃなくて、あの時代の一般人だったら、まだ勝男に親切にしてあげられるかどうか も疑問になってしまう。敵の子を養子にするのはそもそも難しくて、たくさんの勇気がいると思う。だから、このドラマを見ると、陸徳志という人物のプロトタ イプが現実的に存在したかどうかを知りたくなった。もし本当にいたら、彼の養子になった人はきっと幸せだったと思う。しかし、インターネットで残留日本人孤児につい て調べてみたら、孤児たちの中で八割以上も日本に帰国したそうだ。このような高い帰国率の原因を考えたら、日本と中国の生活水準の差と文化大革命によって起 こった社会不安を挙げられるが、ほかにも、何か理由がきっとあると思う。やはり勝男みたいにいい養父母に育てられて、恵まれた人生を送った孤の方が少数だ ろう。もっとつらいと思うのは、彼たちは日本に帰国した後も、日本語を既に忘れてしまったため、あるいは、文化に慣れなかったため、自らが日本人なのか 中国人なのか分からなくなって、差別も受けたということだ。最近、残留孤児の2、3世はマフィア化していて、社会問題になった事件もあるそうだ。まるで両親たちが経験した悲劇から逃げられないようだ。これは一番悲しいと思う。

3 comments:

  1. 私もこのドラマを見ながら、敵国の子供を養子として育てることが現実でもできるか、ただのドラマの設定にすぎない話かについて考えてみました。少なくとも、韓国ではこういう話を聞いたことがありませんし、国民感情を考えてみると韓国ではこういうドラマが製作されるのも絶対不可能だと思います。もしこんな内容のドラマが出たら、日本を被害者として描いている作品だと酷く非難されるはずです。勿論、陸徳志の行動は人道主義の視点から見ると凄く偉い行動ですが、それが現実的に可能なことだったかについてはちょっと疑問です。

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  2. 残留日本人孤児が帰国する理由に関しては、アイデンティティの混雑も関係するかなと思います。孤児は大人になったら、自分の「失われた何か」を探して、もっとよく知るために日本に行くかもしれませんね。その時までに自分が中国人だと思うかもしれませんが、自分の血は日本人なら日本文化を経験したい傾向もあるかもしれませんね。

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  3. 賛成!!!このドラマの設定はとても人間愛が現れているのですが、現実はそうではないですよね。残留日本人孤児が日本語を知らなくても帰国した人数が高かったということはきっと何か残酷な事実を表していると思っています。でも、残留孤児の2、3世はマフィア化というのはどんな問題ですか?もっと知りたいですね。

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