Sunday, March 4, 2012

在日米軍の抑止力の必要性





今度は在日米軍の抑止力について勉強した。私は元内閣官房副長官補の柳澤協二の考え方に賛成する。抑止力は元々冷戦時代の産物である。今の米日中三国の関係は冷戦時代の米ソとは二つの大きい違いがある。まず、現在、アメリカでも、中国でも、軍事的な利益よりも経済的な利益が優勢されている。誰も軍事攻撃を開始しようとする動機持っていない。そして、今の国々の軍事力は数十年前のレベルと同一視すべきではない。アメリカと中国はどちら核大国で、一方が核兵器を使えば最終的に双方が必ず破滅する。たとえば、射程距 離が10,000キロメートル級のICBM(大陸間弾道ミサイル)では、発射から着弾までの時間は30分だけとされている。つまり、一方が相手に核兵器を使用した際に(たとへば、中国が領土紛争で日本に武力をおこなう場合)、もう一方はすぐそれを察知して、即時の報復を行うことが出来る。言い換えれば、このような戦争をしても勝者がいない。両方も大きい損失を被る。したがって、在日米軍が撤退しても、中国はなかなか日本に戦争を開始しないと思う。そして、岡本行夫のように在日米軍がこれからも日本に駐留するべきだと考えている人たちは多分中国のことを仮想敵国だと思っている。でも、私は21世代の日本と米国の仮想敵は中国ではなくて、テロだと思う。中国の政治指導者が合理的である限り、日本やアメリカに対する絶対戦争を開始しないと思う。しかし、米軍の抑止力がまったく必要がないというわけでもない。というのは、米軍は撤退すると、中国は領土問題で日本にもっと強硬な姿勢を見せるのではないだろう。
      ヴァンデンバーグ空軍基地からテスト発射されたミニットマンIII型ICBM

3 comments:

  1. 核兵器についての意見に私も同意します。核の存在がかえって戦争を抑止するというのはちょっとおかしいことですが、今の国際関係を考えてみれば確かに事実ですよね。武器の発展で一応戦争が始まったら全世界が戦争に巻き込まれるようになる可能性があるので、国家間の戦争は減ると思います。だったら、問題は、やはり予測することが出来ないテロでしょう。

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  2. 面白いファクト:ICBMは「千本桜」という歌で聞いたことがあります。^^
    私はフーさんのように、中国の政治指導者が合理的である限り、日本やアメリカに対する絶対戦争を開始しないと思います。今の中日問題は日本の心配ですが、それは日本が米軍に依頼することです。また米軍が日本の米軍基地に頼るのは北朝鮮の核問題をコントロールすることです。だから、今の日本と米軍はまたお互いに頼っているんですね。

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  3. 実は、私はずっと核兵器が抑止力と使用する概念があまり分かりませんでした。大きなダメージと損失が必ず起こる事が分かったら、本当に核兵器を使えますか。良心にはやましいところがないですか。その上に、核兵器を使ったら、必ず他の国に批判されて制裁されます。

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